アメリカ西部2450kmツーリングレポート

*概要編*

はじめに
走行1日目「海外ツーリングするけど一緒に行かない?」

1996年の早春のことでした。
(当時)二輪免許歴5年、普通自動二輪免許は1年前に取得してバイク(HONDA Degree)も所有しているというのに殆ど乗ることのなかった私を行きつけのバイクやさんが誘ってくださいました。
あまりの経験のなさに参加するか否かで非常に迷ったのですが・・・。

「このチャンスを逃したら、2度と行けないかもしれないよ」

の一言で決意してしまったのが全てのはじまりです。

その後アメリカ西部ツーリング出発前に2回ほど日帰りツーリングに連れていってもらい、また同行者のR100GS-PD(BMW)やCBR600(HONDA)をちょっと乗せてもらう(ん!?)などの修行を経て、国内での総走行距離1000kmちょっとにしていきなり本番へと突入したのでした。
   

走行ルート
8日間のツアー期間中、バイクツーリングは3泊4日の日程で組み込まれていました。
総走行距離2450kmの内訳は以下の通りです。

1日目
ロサンゼルス〜ウィリアムス(グランドキャニオンの手前)
900km
2日目
ウィリアムス〜グランドキャニオン〜モニュメントバレー〜レイクパウエル
550km
3日目
レイクパウエル〜ザイオン国立公園〜ラスベガス
500km
4日目
ラスベガス〜ロサンゼルス
500km
使用車両

バイクは現地でレンタルしました。ちなみに車種は

スポーツスター1200(H-D)
ニンジャ600(KAWASAKI)
エリミネーター600(KAWASAKI)

以上3台を2人1組の計6人で交代をしながら走りました。
自分で運転をしない時は、タンデムもしくは伴走車にて移動します。

当時の私は普通自動二輪免許しか持っていなかったのですが、日本国内で国際免許を取得すれば(各都道府県の免許センターへ申請が必要です)アメリカでは大排気量のバイクも運転可能となりました。これは各国の免許制度の違いで、ですね。

雑感
(2000年頃に記したもの)

○初めての海外旅行と(はじめにで記した通り)国内での総走行距離1000kmちょっと・・・という無謀さから、私はツアー3日目から体調を崩してしまいました。良く行かせてくれたもんだよバイクやのお兄ちゃんてばっ!(笑)

○ということから私個人の感想はあてにならないことを予めお断りしておきます。ごめんなさい。(汗)
しかし「同じ旅でもバイクと車とでは全然違うぞ!」ということだけは自信を持って言えます。

○バイクの割当が2人で1台ということに抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、これはこれで良いと思いましたよ。お陰でアメリカの道をより多角的に楽しめた気がするからです。

○路面状態は一般道・フリーウェイ共に良好です。
ただ都市部のフリーウェイだけは、路面に縦筋が刻み込まれていてギザギザ状態の為に振動がひどく、「手がしびれる〜」と言うメンバーもいました。また砂漠地帯は当然というか砂ぼこりがひどく、口元をバンダナ等で覆っていないと呼吸困難に陥るほどでした。

○日本国内で例えるならば北海道あたりでしか味わえないようなまっすぐな道には感動しました。しかしいつまでたっても景色が変わらないせいか、走っていても先に進んでいないような錯覚に陥る時もありました。

○気候のせいか寒暖の差が激しく、メンバーの1人はたったの数十kmの区間で「日本(南関東)の真冬から猛暑まで体験できた」と言っていました。これは窓を閉めきってエアコンを掛けた伴走車の中では全くわからないことでした。しかし、アメリカ西部は気温が高い上に道路に日陰が全くといっていいほどない為、バイク運転中の体力の消耗も激しいのです。そんな時には涼しい車内が有り難く感じました。

○フリーウェイは日本と違って壁などの風を遮るものがない為、強い風が吹くと2車線あるうちの1車線の端から端までバイクもろともピュ〜っと飛びました。(かなり本気で)死を覚悟する程です。加えてコンボイ通過のあおりもすごかったです。でっかいのが隣の車線を猛スピードで走り抜けると飛ぶんだまた。・・・思い出すだけでも怖くなってしまいます。

○メンバーの中に走りやさんとのんびりやさんがいるので(テクニックは別として)、人によってはペースを合わせるのが大変だったそうです。また今回は「伴走車から見える範囲で走ってくださいね」と事前に添乗員さんから説明があったのですが、やはり飛ばしたくなるのが人情ってもののようです・・・。
私はのんびり景色を楽しみたい派なので、その後はソロツーリングが多いかも。もちろん皆と一緒に走るのも好きですよ。

○あと伴走車のメリットを挙げると。まず荷物を伴走車に預けられるので走りに集中できます。(その後フル装備キャンプツーリング中にコケて空荷がいかに楽か痛感しました)また、ベテランライダーでもやはり疲れには勝てません。バイクの運転を交代した後、伴走車で移動しながら休息が取れたことはとてもよかったようです。

○私の場合、バイクツーリングのみならずバイク自体も超初心者だったが故にペース配分がわからず、ツーリング前半に飛ばしすぎてしまいました。今になってこれが体調を崩した最大の原因だと思います。結果的に他のメンバーに負担を掛けてしまい、大変申し訳ない気持ちでいっぱいです・・・。
当たり前のことですが、海外ツーリングをお考えの方は少しでも多く国内でのツーリング経験を積んだ上で行くことをお勧めします。そのほうが余裕をもって楽しめると思いますよ、はい。

まとめ

帰国後、国内でツーリングをした際に実感したのは「(様々な面で)日本もいいなあ」ということでした。

もちろん様々な交通機関を利用しての旅も楽しくて大好きですが、私の場合は
「やっぱりバイク最高!」です。

単純に「移動の手段」と割り切れないところがバイクの良さでしょうか。沢山の出逢い、沢山のものに触れることができるんですよね・・・。

アメリカ西部2450kmツーリング、その後。

これが切っ掛けとなり「限定解除出来るかも!?」とかなり甘い考えを抱いたばかりに・・・帰国後の約1年間、12回に渡り試験場に通うハメ!?(滝汗)になりました。

1997年12月3日、合格の瞬間は茫然自失でした・・・。
あの感動というのか何というかは今以て表現のしようがありませんです、はい。

・・・そして旅は続きます。


 

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