受付ねぃさん日誌 K・O〜KNOCKOUT〜編
其の壱

受付ねぃさん再びから公演初日まで(2003/11/25ー2004/04/28)

はじめに
受付ねぃさん再び、です。
どうぞよろしくお付き合いくださいませ。
注:ここからは「とあるバーチャルな世界のとある小部屋」にてひそやかに記し続けたリアルタイムなココロのささやきが一部含まれております。

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2004/04/14(Wed.)

チラシ束姉と共にとある劇場へ公演チラシの手折り込みに行きました。姉は慣れているようですが私自身は初めての経験なのでドキドキです。

さて手折り込みとは、各劇団(団体)が持参した公演チラシを1つにまとめる作業です。
そして完成した「チラシ束」は公演期間中に来場されたお客様に1部(set)ずつ配布されます。
まとめる手順については「東京方式」と「関西(西日本)方式」の2種類あるようですが、今回私が伺った劇団では
1.各劇団が1列に並ぶ
2.二つ折りにした紙の間に持参した公演チラシを1枚挟む
3.次の劇団に渡す
という「東京方式」を採用していました。

この日持参したチラシの枚数は1200枚。私たちは挟む順番が一番目となることができたので2.の作業により集中できた気がします。挟む順番が後になればなるほど厚みの増したチラシ束に挟むこととなり、作業のペースも遅くなってしまう可能性大なのです。
他に一番目のメリットといえば、チラシ束の一番上に「K・O〜KNOCKOUT」のチラシがあるのでお客様の目により触れやすいという点です。

「GWは東京芸術劇場に来てくださいねー!」とチラシに想いを込めて挟みました。一人でも多くのお客様に足を運んで頂きたい一心で。


その後はお稽古見学へ。
FEVER DRAGONの皆さんとは久々の再会です。
「おはようございます!」とお稽古場に足を踏み入れた途端・・・おおおいつもながらすごい熱気だあ!そして皆さんの笑顔に私のココロも弾んできちゃいます。えへへ嬉しいなウキウキ。

また休憩中に座長の小田竜世さんがこちらに近付いていらしたのに気づくと。おおお地域限定カールと地域限定プリッツをくださいました!えへへ嬉しいなもぐもぐ。

・・・と、地域限定カールを夢中で食しているうちにダンスのお稽古がスタート。
「うわあ格好いいなあ」と見とれていた私に

「(稽古始まってるっていうのに)食ってんじゃねーぞ!」

と向こうから大きな声が飛んできた!
やっやべえ主宰の久保田圭一さんに怒られた!!
「すっすみませんっっっ!」とひたすら平身低頭。すると。

「もー茶の間でテレビ見てるんじゃないんだからさあ。(笑)」
「・・・まあその位くつろいで観てもらえる芝居があってもいいんだけどね」と穏やかに仰いました。ホッ。

そんなこんなでドキドキの中にも楽しさの溢れる1日が過ぎていきました。

2004/04/20(Tue.)

とある劇場へ公演チラシの手折り込みに行きました。2回目の今回は私1人で、です。ドキドキドキドキ。
この日持参した公演チラシの枚数は1600枚、またこちらの劇団も手折り込みの手順は「東京方式」を採用していました。

1600枚
チラシ1600枚を具体的に説明いたしますと。
縦297mm×横210mm×高さ125mm、そして重さは体脂肪計付体重計で測ったところ、約8kgございました。でも体脂肪率は計測不能ですって。ひどいわひどいわっ。(ヲイ)
800枚
1600枚のうち800枚はリュックで、残り800枚はトートバッグで運搬しました。
翌朝になったら足が筋肉痛に・・・運動不足なのがバレバレですね。トホホ。(汗)

ただ他の劇団(20強)の方は2人体制のところに私1人で行ってしまったが為に流れが滞ってしまって・・・。(滝汗)それを見るに見かねた次の(順番の)劇団の方が
「自分の劇団のチラシと2枚一緒に挟みますよ」
と手助けしてくださり、お陰様で無事に終えることができました。

吉田くんスマイル!!!そうそう、チラシを挟んでいる間、二つ折りした紙と公演チラシ裏面のレイアウトの関係でCASTの「笑顔の吉田裕次くん」写真が自然と目に飛び込んでくるのです。
挟む→「吉田くんスマイル」→挟む→「吉田くんスマイル」→挟む→「吉田くんスマイル」→挟む→「吉田くんスマイル」→挟む→「吉田くんスマイル」→挟む→「吉田くんスマイル」→挟む→「吉田くんスマイル」
といった感じで1000枚強の「笑顔の吉田裕次くん」写真にアタフタ状態のねぃさんはとっても励まされましたー。いやマジでっ!(感涙)

話をちょっぴり戻して。お礼の後にお話を伺うと、手助けしてくださった方は研修生さんとのことで、1年間の研修を経て劇団員となれるかどうかが決まるそうです。またその方が所属する劇団の役者さん(昨日伺った公演に参加)ともお話できたりとコミュニケーションが取れたのはよかったものの、結果的に他の劇団の方にご迷惑をお掛けしたことには変わらない訳で。
「流れが滞ったことに最初に気づいた時点で最後尾に並び直し、1人で作業すべきだったのでは」
と状況判断の甘さを反省しています・・・今頃になって気づいた自分が情けない。(しおしお)

あっという間の1時間でしたがとてもよい勉強になりました。


手折り込み終了後はお稽古場に移動し、今回初めての通し稽古を見学しました。

通し稽古とは本番と同じ内容・時間で、つまりお芝居の最初から最後までを通してお稽古するものです。
ってこれじゃそのまんまですね。(汗)
例えば今までのお稽古はお稽古着で、だったのを実際のお衣裳を身につけたり、また場面転換(舞台上の装置の移動など)を実際に行ったりとより本番に近い状態で取り組むわけです。

さて客席となる側にいるスタッフはというと、通し稽古を観ながら各々の仕事に関するチェックを行なうなどしています。
照明の橋本さんは演出の小田さんと照明のプランについて打ち合わせしているようです。
音響の上田さんは静かに舞台側へと視線を注いでいます。
そして受付の私は各話の最初のシーンの様子(誰がいて何をしているか)をメモしたり、と。
これは何故かというと、特に開演後まもない時間帯に来場されたお客様を客席へご案内(=客入れといいます)する際のタイミングを知ることが必要なのですね。もしタイミングを誤ると、舞台演出の妨げとなるだけでなく観劇中のお客様のご迷惑となってしまうからです。
最終的には舞台監督さんとの打ち合わせの上で決定となりますが、「ここから客入れOKかな?」と大体のイメージを今から掴んでおこうと思って。
・・・これって昨秋の「SILVER SKULL」の通し稽古の際には考えつかなかったことです。
経験から学べることってホントいろいろあるものですね。

今回の公演「K・O〜ノックアウト〜」は4話のオムニバス。小田竜世さんと久保田圭一さんがそれぞれ2話ずつ作・演出を手掛けています。
つまり1公演で2つの劇団が楽しめるかのような超ゴージャス企画ですよ。
と聞けば内容もさることながら順番も気になるところですよね?
でも開演後のお楽しみ!という訳で内緒ですー。
というのは冗談?で(ややこしくてごめんなさい)、現時点では確定していないようなので何卒ご容赦くださいませ。
それから超ゴージャス企画ならではの「役者さんそれぞれの多彩な魅力が発揮される作品たち」
という点もここで強調したいと思いました。
FEVER DRAGONのファンの皆さんも今回初めてご覧になる方も存分に楽しめること間違いなし!ですよっ。
あっ、これはひいき目なしで、です。私はお世辞言えない人間なので。(んなこと自慢してどうする?)

と、本番に向けての予習をしつつ、舞台側を観ていて私が最も感じたのは、役者さんたちの(内からも外からもにじみ出る)華やかさが今まで以上に増しているなあということです。
昨秋からの約半年間、また本格的なお稽古に入ってから皆さん様々なことを学ばれたのだろうなと思いました。

そしてこの後も通し稽古は数回行われるそうなので益々の進化に大期待です。
2004/04/25(Sun.)

今日は風が冷たいながらも良いお天気でした。
出掛けたいキモチはやまやまでしたが「受付ねぃさん」間近なので家でこまごまと作業をしていました・・・。


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うらかた【裏方】
二、[劇場などで]舞台裏で衣装・大道具・小道具などの用意をする人。
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おもてかた【表方】
[劇場などで]見物人を案内したり、会計・営業の事務を執ったりする係の人。
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くろご【黒衣】[「黒具」の変化]
文楽の人形遣いや歌舞伎の後見役(が着る黒い衣服)。くろこ。
〔表記〕「黒子」とも書く。
(新明解国語辞典第5版・三省堂刊 より引用)
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観客onlyの頃の私は、黒子のように黒ずくめの人は歌舞伎などのいわゆる古典芸能のみに現れるとばかり思い込んでいました。
しかしそれが違うことに気づいたのは昨年の12月、G2プロデュース「止まれない12人」の受付スタッフでスペースゼロ(新宿)へ伺った時のことでした。
現代演劇の裏方そして表方、つまり技術スタッフさんも制作(受付)の方も上から下まで黒もしくは暗色のお洋服をお召しなのですよ。

・・・そっかあ!(ここで手を叩いてみたり)

古典芸能と現代演劇のどちらも劇場で行われるものなのだから、cast以外の人間の役割もそう変わりないわけで。
そして上演中にcast以外の人間が目立つようなことがあってはならぬ、と

・・・気づくの遅すぎっすね。(滝汗)

ところで黒子裏方そして表方の違いがあるとすれば「舞台上に立つか立たないか」、でしょうか。
(ただ舞台上では「黒」は見えないものとするのがお約束だそうです)
また黒子といえば、昔むかし「欽どこ(欽ちゃんのどこまでやるの)」というTV番組に黒子(小堺一機)とグレ子(関根勤)なるキャラクターが登場していたのをご記憶の方もおいでかと思います。
えっ?「あれって見栄晴とわらべも出ていてまるっきり現代物ジャン!」ですか!?
まぁまぁ、それはさておき。(とごまかしつつ)
あとドリフの「8時だヨ!全員集合」では場面転換の際に裏方さんが思いっきり舞台に出ていましたね。「ちゃっちゃらちゃらっちゃらっちゃ」ってお馴染みの曲と共に。(笑)
今思えばあれも演出の1つですよね。ホント面白かったよなー。
途中からは「ひょうきん族」見ちゃったけどさあ。(話ずれてるし)黒ずくめとりあえず4枚

というわけで今回は黒ずくめでいこう、と考えています。
ただ電波時計はどうしよ。時刻が正確なのはよいけれど色が・・・。
あっ、お手伝いに来て下さる方(何卒よろしくお願いします!)は動きやすい服装であればOKですよっ。

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其の弐

公演初日から千秋楽まで(2004/04/29ー05/05)

*公演は終了いたしました。ご来場誠に有難うございました!*

公演チラシ